幸せを無駄にしない

心稍怠荒、便思勝似我的人、則精神自奮。

心がだらけて学問がいやになったら、世の中には自分より

勝る人がいくらでもいることを思って、自ら発奮するのがよい。

そうすれば、荒れた心も自然と平静を取り戻し、自ずから学ぶ意思がわいて来るものである。

                                                 

                                             菜根譚

自分より勝る者をみて奮起する。

自分に自信さえなければ

「憧れた者」には近づけるわけである。

憧れの実現には

自分がないのである。

今の未熟な自分を削って削って

憧れの存在に近づいていくわけである。

自分より勝る者をみて

自分には無理だと自信満々になってしまう

この自分を捨てていくのである。

自分が考え

自分で恨み

自分が人を咎める

自信過剰になってしまうと

この世界は苦しい事ばかりなのである。

人は自分の思い通りには動かないわけである。

思い通りになれる世界だけで生きていく

これが苦しいわけである。

自由を貰った時

この世界の恩恵に従うのか

この世界に文句をいって逆らうのか

自分の境遇に恩恵を感じるのか

自分の境遇に文句をいって逆らうのか

吉凶の分かれ道なのである。

幸福である事

幸福を求める事

は似ているようで

正反対の性質を持つのである。

禍を転じて福と為す

禍福は糾える縄の如し

禍を避けて福はなく

福を欲せば禍と向き合わなければならない

道理に従う

いつでもニコニコ

元気になって

気骨を持っていく

道(タオ)という事である 。