「シエイクスピア「ハムレット」よりI」

「シエイクスピア「ハムレット」よりI」  

以下は画家にとっても耳の痛い重要な芸術論が示唆されている。また世阿弥秘すれば花」ともつうじる。時々僕はこの台詞を読んで心に刻む。

シエイクスピア「ハムレット」よりI

感情が激してきて、いわば嵐の真っ只中に立のことだったときこそ、かえって抑制を旨とし、演技に自然な素直さをあたえることが肝要だ。。。。。。。。。。。。。。rana.

要するにせりふに動きをあわせ、ういごきに即して台詞をいう、ただそれだけだが、その際、心すべきは、自然の節度を越えぬということ。何事につけ、誇張は劇の本質に反する からな。もともと、いや今日でも変わりはないが、劇というものは、自然に向かって、鏡をかかげ,善は善なるままに、悪は悪なるままに、その真の姿を抉り出し、時代らセル;様相を浮かび上がらせ折る。。。。ところで、このらやりすぎという奴、勿論力の足りぬ場合も同じだが、目のない連中はけっこう喜ぼうが,玄人にはやりきれない。だが、そういう人たちの批判こそ、大向こうのうけよりも怖いのだ。

         福田恒存訳      新潮文庫p91

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