選ぶ道を間違えた

急坂を這い登るようにしてようやく稜線に出るとそこは結構登山者が多く

早くそこを逃れたいのと咲いている美しいエゾツツジに誘われるように踏み込んだ道が

ちょっと間違えた いつもならこのコースは通らないのに・・

 引き返そうかな・・ ??

と思い迷っていたら、後ろから来た若い山男が

「こちらは見晴らしがイイっすよ 」と励ましてくれた

   それじゃあぁ・・・ と腰を上げたものの

とても景色をみるどころではない 

   「見るな、見るな、見えない 見えない」と自分に言い聞かせて

   

これがトシをとるということか 昔ならなんということのない痩せ尾根が怖くて

高い所が怖くて 噫 分かっていても寂しい

  

        さっさと追い越していった若者は あんな所で景色を楽しんでいる

   自分にもあんな時代があったけ・・と感傷に浸っても仕方ない

 引返す方がもっと怖い 全身あるのみ

    足が上がらない 手が届かない

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