呪いの楔は抜け去る

むかーしむかーし、

夫は

赤ん坊と24時間二人っきりが毎日毎日毎日毎日でしんどいと言った私に

みんなやってることじゃないか

って言った。

まだまだお互いコドモだった私たち。

会社で必死だった夫には

私のしんどさに寄り添う余裕がなかったんだろうね。

でも当時は夫の大変さより

自分が大変っていう気持ちでいっぱいだった私は、夫のそんな言葉に恨みを抱いた。(;)

今思えば本当にお互い様な、未熟な私たちだっただけなんだよなー。

そして不倫していた頃の夫は

私のことを全否定してきていたし

不倫を知った時、私は

自分で、自分の今までの結婚生活は全部無駄だったんだ、何の価値もないものだったんだ!って思った。

自分で思ったのに

夫が、そうした

って感じていた。

そんなことはなかったんだ、

たしかに一生懸命だった自分はいたし

幸せだった時間だってたくさんあった

って素直に思えるようになるまで

けっこうな時間がかかった。

いつまでも自分で自分の心に打ち込んだ呪いの楔

私は不幸、とか

今までの人生はカスだった、とか

夫は最低、とか

全部夫のせい、とかいろいろいろいろね

を抜かずにいると

そこから心が石化していってしまう。

抜こう!と思えば抜ける。

抜き方がわからなかったら

教えてくれる人はたくさんいる。

抜こうと思うか思わないか、は

自分で決めなきゃならない。

どんな心で生きていきたいか、という

自分のことだからね。

テレビで、子育てに奮闘する若いママの様子を見て

夫は

ゆりはほんまによう頑張ったね

ほんまにようやっとったね

とハグして頭にチュっとしてくれた。

人を否定することで自分を護りたい時もある。人間は弱いから。

でも

本質は善であり

みんな、愛なんだ。

安心して、本当の自分でいられる自分になることが

その世界を広げていくことにつながる。

自分の心をやわらげ、ひろげていけば

軽やかに笑えるようになっていくんじゃないかな。